尾崎 祐司
OZAKI, Yuji
教授
担当:音楽教育学
研究室:音楽棟5階502
Mail: ozaki[at]juen.ac.jp
音楽科の指導法関係の授業を担当しています。発達障害等のある子どもの指導経験から、すべての校種で子どもが「分かる」と実感できる授業の文脈を研究しています。また、授業の理論と実践を「教育実践学」として捉え、学術論文にまとめるためのアドバイスもしています。
授業
主に初等音楽科指導法、中等音楽科指導法の授業を担当しています。指導法の授業では実際に授業者の立場で臨機応変に子どもと話すテクニック(指導方術:タクティクス)を磨きます。
授業計画の立案(指導方略:ストラテジー)では子どもの日常生活や文化は教材曲にどう関連しているか、授業へどう反映させればよいのか等、様々な角度からそれらの問題解決に向けて探求していきます。
【主な担当授業】
学部:初等音楽科指導法、中等音楽科指導法(本質論)、中等音楽科指導法(学習課程論) など
大学院:音楽教育研究法、音楽教育実践演習 など
研究
子どもの認知の特性に合わせて「分かる」と実感できる授業の文脈の研究は、主にインクルーシブ教育システムの視点の探求から始めました。
現在は、小中高等学校といった校種の枠組みに限らず、教育現場に潜む現状から、リサーチ・クエスチョンを見出し教師の働きかけと子どもの変容との意味付けをしています。
【主な研究業績】
・「インクルーシブ教育システムの導入による『児童生徒』観の再考の必然性」(『日本教育大学協会研究年報』40、2022年)
・「マイノリティへの教育から生成された加賀谷哲郎の音楽『療法』観」(『音楽教育学』49(1)、2019年) など